新年のご挨拶

お知らせ

 2025.1.6 

新年あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

昨年も引き続き、新型コロナウイルス感染症やインフルエンザの流行により、施設運営において多くの困難がありました。特に、施設内で発生した新型コロナウイルスのクラスター対応では、職員一丸となり、迅速かつ的確な対応を行うことで、被害を最小限に抑えることができました。この場をお借りして、職員の皆様の献身的な努力と、利用者様やご家族の皆様のご理解とご協力に心より感謝申し上げます。

 

さて、介護業界全体を見渡しますと、深刻な人員不足が社会的な課題となっています。厚生労働省の試算によれば、2025年には約32万人、2040年には約69万人の介護職員が不足すると予測されています。この人材不足は、介護サービスを受けられない「介護難民」の増加を招き、社会全体に大きな影響を及ぼすと懸念されています。特に2025年以降、団塊の世代が75歳以上となることで、介護需要が急増し、適切なサービスを受けられない高齢者が増える可能性が高いとされています。

 

こうした状況の中、当施設では新たな取り組みとして、ミャンマーから4名の介護士をリクルートすることに成功しました。ミャンマー人は仏教思想に基づく「徳を積む」という価値観を持ち、介護職を尊い仕事と捉える傾向があります。そのため、非常に真面目で勤勉であり、利用者様への思いやりを持ったケアを提供してくれることが期待されています。実際に、彼女らはすでに施設内で重要な戦力となりつつあり、職員間の連携も良好です。

 

2025年は、こうした新しい仲間とともに、さらに安心・安全な施設運営を目指してまいります。感染症対策の強化はもちろんのこと、利用者様一人ひとりの尊厳を大切にし、より質の高い介護と医療を提供できるよう努めてまいります。また、地域の皆様との連携を深め、地域包括ケアシステムの一翼を担う施設としての役割を果たしていきたいと考えております。

 

本年も、職員一同、利用者様とそのご家族が安心して過ごせる環境づくりに全力を尽くしてまいります。どうぞ変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

最後になりましたが、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

 

 

令和7年1月

介護老人保健施設 わらび苑

施設長   松本 松昱

 

 

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